WBC in Atlanta, new hero from England.
皆さんお久しぶりです、今アトランタからです、今年のバリスタ世界大会が16日〜今日アトランタ時間で19日までここアメリカのビジネスシティーアトランタで行われました。私はオーナーの井ノ上さんと二人で今年の世界大会を見に来ました。私たちが日本を離れてから数日後には桜子ちゃんもドミニカへとコーヒー農園を見に出発し、留守の間、他のチームメイトには、ご迷惑をおかけしたと思いますが、お陰様で大いなる学びが今回もあり、やはり世界のレベルは毎年ものすごいスピードでレベルアップしていました、日本代表として今回は京都の小川珈琲の岡田さんが出場しましたが、ファイナルには残念ながら残る事ができませんでした。
そして今年のチャンピオンとなったイギリスの選手を目の前で見てて、同じ職業をする私に大きく心を動かしてくれました。
彼がさりげなく、口にした一言一言、プロの言葉でした。最後は、彼の中では、勝つ事が一番の目的ではなくなっていたのです。
どういう事かと言いますと、大会を見た人はお分かりでしょうが、彼は決勝の時に18秒もタイムオーバーをしてしまったのです、タイムオーバーしてしまうと1秒毎にかなりの点数を引かれてしまい、世界のレベルになると、決勝なんかでタイムオーバーなんてまずありえないことですが、彼は納得するエスプレッソをなかなか抽出することができず何度もリトライして、そうしてるうちにドンドン時間がすぎてしまい、最後のシグネッチャーを出し終わる頃はもう時間的にアウトだったんです、しかし慌てる事無く、そこから彼はジャッジの方達に最後の最後までその飲み物の美味しさを伝えたいという強い思いがあり頭を切り替えて時間の事は忘れ、彼のメッセージを伝えたのです。最後の最後まで手を抜かず彼は今回の大会での一番の目的を最後まで忘れず、あきらめず彼の全てそしてエスプレッソの美味しさをを出し切ったのです。
そして、競技が終わりタイムオーバーの事を聞かれたら、彼からでた言葉は、、、、
時間なんかどうでもよかった、僕がここにきてしたかった事は美味しコーヒーを入れてあげる事、だからぜんぜんかまわないし、今はとても良い気持ちです。
彼の競技を見てて、私はあまりにも感動して涙がでそうになりました、ここにまた新たなヒーローが誕生したのです。
あの緊張する場面で彼が自然と、このような行動を行った事に、私は感動してます、彼は本当にコーヒーを愛し、その素晴らしさを味わってもらいたい、知ってもらいたい、its all about the coffeeなんですよね。彼みたいな存在が本物のバリスタだと感じた瞬間でした。こんな場面を目の前で見る事ができた事に
私は感謝しています。
今日ここで感じたこの気持ちを忘れずに、もっと謙虚に自分らしく自分の思い、考え、忘れずに、大切にして進んでいきたいと思います。
またここで学んだことが次なる何かにつながっていけたらいいなと思うばかりです。

(チャンピオンは帽子をかぶった方です)

